欅(けやき)産業株式会社

ABOUT SENDAI TANSU 金具へのこだわり METALS DECORATION

金具へのこだわり

箪笥を守り華やかな 存在感を与える
仙台箪笥を象徴する 飾り金具

01金具を取り付けて完成を見る仙台箪笥

仙台箪笥の独特な風貌は、木地・塗り等たくさんの工程を経て丁寧に作られた箪笥に、最後に飾り金具をつけて完成します。
飾り金具がたくさんの釘で打ち付けられていることによって、箪笥はより丈夫で長持ちし、さらにインテリアに風格を与えます。江戸時代から続く「彫金手打金具」の技術を持つ職人を守りつつ、時代に見合った新しい金具への新化にも努力を続けます。

02彫金手打金具(ちょうきんてうちかなぐ)

武士の矜持を思わせる、重厚な手打ち飾り金具。国指定伝統的工芸品の仙台箪笥は江戸時代に製造が始まりました。最大の特徴は引手や錠前に取り付ける豪華な装飾金具。日本刀の鍔(つば)作りの技から発展したとされています。そのためか竜や牡丹、唐獅子など武士好みの図柄が多く、仙台箪笥に重厚な存在感を醸し出しています。

金具職人は自分だけの線を打ち出すために、鏨(タガネ)を自作するところから始めます。技術は代々受け継がれてきましたが 「道具」は引き継ぐことなく自分で作るのが掟。
一打一打の先端には、かなりの圧力と職人の魂が刻み込まれます。繊細かつ大胆な文様が打ち出された彫金金具は、艶やかな漆塗りの箪笥に取り付けると、息をのむ圧倒的な美しさ。

厚さ0.6~1.2ミリの鉄板・銅板・真鍮板等を自分独自の鏨(タガネ)数十本を使い分け、一つ一つ打ち出して行きます。さび止めや、いぶし、塗装の工程を経て豪華な飾り金具に仕上げられます。このため「彫金手打金具」は完成までに半年~一年を要し、貴重で美術的価値も高いことから、愛好者の強い支持を集めています。

03オリジナル鍛造金具(たんぞうかなぐ)

高齢化と後継者不足が著しい彫金手打金具の職人。欅産業ではそれに危機感を抱き、20年ほどの年月をついやして新たな技術開発に成功しました。 職人の手による鍛造の装飾金具から各パーツごとに複数の金型を作製し、金型を何度も取り換えながら鉄板を成形する技術を生み出しました。細部は職人の手作業で修正、調整し、職人の手作りに遜色のない金具をお作りしています。これも国内の極めて精度の高い金型技術と職人技から生まれたものです。

  • 黒牡丹金具

  • 黒銀牡丹金具

  • 黒竜金具

  • 黒銀竜金具

VARIATION オリジナル鍛造金具バリエーション

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オリジナル鍛造金具 黒金具
拭き漆塗りや朱色漆塗りに標準採用される黒を基調しとした金具です。
オリジナル鍛造金具 黒銀金具
地金に銅鍍金を施し、いぶし色に仕上げました。木地呂漆塗りにとてもよく映えます。
牡丹柄
重厚な飾り金具も仙台箪笥の特徴のひとつです。
「牡丹の花」をあしらった伝統的な図柄をご用意しております。
竜柄
重厚な飾り金具も仙台箪笥の特徴のひとつです。
「竜」をあしらった伝統的な図柄をご用意しております。
丸型
仙台箪笥の印象を整える丸型の引手です。上品で高級感を生みます。
木瓜型(もっこう)
植物の木瓜(もっこう)の形に似ていることからその名がつけられました。
品がありながらとこか可愛らしい印象になります。

彫金手打金具師のご紹介

彫金手打金具師 小田 俊直
大学在学中に彫金技術に魅了され、彫金師を志し修業を重ねた。近年ほとんど見ることの出来ない火造りの引き手製作など、伝統技術を忠実に守りつつ、新作のデザイン柄なども柔軟に創作する実力派の彫金師で意欲的な製作活動を行っている。

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