欅(けやき)産業株式会社

ABOUT SENDAI TANSU 仙台箪笥について JAPAN

仙台箪笥の漆塗りの技術

日本が世界に誇る漆塗りの技。

01杢目の美しさを時とともに浮かび上がらせる漆の技。

漆は英語で【JAPAN】と呼ばれるほど、日本が世界に誇る塗装方法です。
塗りの技能もさることながら、漆の仕上がりはその下地をいかに美しい平面に仕上げるかに掛かっています。

そのために職人たちは何工程にも渡る下地処理を丹念に行い、最高の“キャンバス”を磨き上げることに技と時間を注ぐのです。簡便な化学塗料と違い、漆塗りを美しく仕上げるには専門の職人の卓越した技が求められます。 技術の差が仕上がりや耐久性に現れるため、漆職人は生涯が修行。究極を求めて、職人の技は日々深化しているのです。

02使い込むほどに味わいを増す、拭き漆(ふきうるし)塗り。

使い込むほどに欅の杢目が深みを増すのが拭き漆塗りの特徴です。生漆を金ヘラやいたやもみじのヘラで丁寧に塗り、拭き取って室(ムロ)に入れ乾かします。(漆は湿気が多くなければ乾かない特性を持つため専用乾燥室が必要) この行程を何度もくり返し仕上げていきます。

長い日数をかけながら、最も手間のかかる塗り方をかたくなに守っています。時の経過とともに欅の木目がいっそう鮮やかさを増し、独特の深みを出せるのはうるしの他にはないからです。

03仙台箪笥の伝統色、漆を大量に使う、木地呂(きじろ)漆塗り。

仙台箪笥の伝統的な塗り方です。塗装表面が厚く、塗り、乾燥、磨き、研ぎ加工と入念に手間をかけた塗りで、鏡面仕上げの底に沈む欅の杢目が、引き立ちます。時が経つにつれて、丈夫な皮膜を作っていく塗りです。

仙台箪笥は、小さな漆器とは異なり、広い面をよどみなく均質に仕上げなくてはならないため、より高度な 技術が求められます。仙台箪笥を通じて、高度な漆塗りの技術を伝承し、さらに発展させてゆくのが、私達の願いです。

04あでやかな朱色(しゅいろ)漆塗りと、日本の伝統色。

昔から仙台箪笥や高級漆器などに使用された朱色漆塗りは、福を呼び込む色といわれる縁起の良い塗りと言われています。塗り方は木地呂漆塗りの工程とほぼ同じですが、漆に朱色の顔料を加え、鮮やかな朱色を表現しています。

また日本には、はるか昔から伝えられる美しい色彩美があります。現代のインテリアにも映える日本の伝統色を漆塗りで表現した仙台箪笥。朱色漆塗りにプラスして多種のバリエーションを可能にしました。

  • 朱色漆塗り

  • 藍色漆塗り

  • 常盤色漆塗り

VARIATION オリジナル鍛造金具バリエーション

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  • ※画面モニタにより色味が異なります。
拭き漆塗り
杢目が際立つ、渋めの色が特徴です。生漆を金ヘラや、いたやもみじのヘラで丁寧に塗り、拭きとって室(ムロ)に入れ乾かします。この行程を何度も繰返します。
木地呂漆塗り
年を経ると共に現れる豊かな表情の鏡面仕上げ。仙台箪笥の伝統的な塗り方です。 塗装表面が厚く、塗り、乾燥、磨き、研ぎ加工を入念に手間をかけた塗りで、 鏡面仕上げの底に沈む欅の杢目が、いっそう引き立ちます。 時が経つにつれて、丈夫な皮膜を作っていきます。
赤木肌木地呂漆塗り
欅の木目を限界まで浮き出させた鏡面仕上げで杢目の美しさが繊細な表情を見せます。
朱色漆塗り
しっとりした華やかさ。縁起物の「朱色漆塗り」。
漆に朱の顔料を加え、鮮やかな朱色を表現しております。
色揃えが難しく、手間のかかる塗り方ですが、住いのインテリアアクセントとして 最近特に人気が高まっています。
茜色漆塗り
四季によって、日本には美しい色彩美があります。
日本の伝統色「茜色」です。
常盤色漆塗り
四季によって、日本には美しい色彩美があります。
日本の伝統色「常盤色」です。

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