水屋箪笥とは?特徴・歴史・現代に合う理由を徹底解説

水屋箪笥(みずやだんす)とは、もともと台所や水回りで使われてきた収納家具です。
格子戸や引き戸、重ね構造など独特の設計を持ち、食器棚としての機能性と意匠性を兼ね備えています。
「水屋箪笥とは何か?」
「アンティーク家具なのか?」
「現代のリビングにも合うのか?」
この記事では、水屋箪笥の定義や特徴、歴史的背景を解説し、さらに現代住宅に合う水屋箪笥のあり方について詳しくご紹介します。
目次
水屋箪笥の由来

「水屋」とは、かつて台所や炊事場を指す言葉でした。
そのため水屋箪笥は、食器や保存食を収納するための家具として発展しました。
地域によって形状や木材に違いがあり、関西型・東北型など様々なバリエーションがあります。
例えば、
- 関西(京水屋)は、細やかな格子と洗練された意匠
- 庄内・山形周辺は、太い格子と素朴で堂々とした佇まい
- 東北地方は、寒冷地に適した重厚で安定感のある設計
同じ「水屋箪笥」でも、気候や暮らし方の違いが形に表れています。
水屋箪笥の主な特徴
格子戸・引き戸構造
水屋箪笥の象徴ともいえるのが格子戸。
格子のすきまから器がさりげなく見える意匠は、
収納と装飾を両立させています。
また、引き戸仕様が多いのも特徴です。
開閉時にスペースを取らず、地震時にも収納物が飛び出しにくい構造になっています。
重ね構造
上下を分解できる「重ね箪笥」タイプが一般的。
搬入がしやすく、安定感も高い設計です。
無垢材と漆仕上げ
杉や欅などの無垢材を使用し、
木地仕上げや拭き漆仕上げが多く見られます。
時間とともに色艶が深まり、経年変化を楽しめる家具です。
水屋箪笥はアンティーク家具?
「水屋箪笥=時代家具」という印象を持つ方も少なくありません。
確かに骨董市場では高い価値を持つものもあります。
しかし本来の水屋箪笥は、実用家具です。
近年ではその機能性と美しさが再評価され、
和モダン家具や高級食器棚として選ばれるケースが増えています。
水屋箪笥が現代住宅に合う理由

フローリング空間に映える直線美
格子の直線的な意匠は、
北欧家具やシンプルなダイニングとも相性が良いデザインです。
「和風家具」というよりも、
木の質感を活かしたモダン家具といえます。
魅せる収納という価値
お気に入りの器だけを選び、
使いながら飾る。
格子越しに見える器が、
日常の中にさりげない美しさを添えます。
安心設計への再評価
震災以降、収納方法を見直す方が増えています。
- 引き戸仕様で飛び出しにくい
- 重心が低く安定感がある
- 棚板が調整できる
水屋箪笥は、美しさと安心を両立する家具として再評価されています。
仙台箪笥の技術を活かした水屋箪笥
欅産業が製作する水屋箪笥は、
仙台箪笥の伝統技術を活かした和モダン家具です。
特徴は、
- 全体の安定感を重視した設計
- 引き戸仕様による安全性
- 可動棚による柔軟な収納
- 欅の杢目を活かした美しい漆塗り
- 豪華な装飾が施された飾り金具
単なる「水屋箪笥」ではなく、
伝統の技を活かしながら、現代の住まいに自然と溶け込むよう仕立てられています。
格子が外れる設計という工夫

水屋格子は取り外し可能。
格子部分を持ち上げるとすっと外れ、
ガラス面を気持ちよく拭くことができます。
これは「器を美しく見せ続けるため」の設計思想です。
サイズバリエーションと用途

巾120cm・奥行45cm・高さ90cm

巾150cm・奥行45cm・高さ90cm

三・五尺水屋箪笥150 KC-72 拭き漆塗り
巾105cm・奥行45cm・高さ150cm

巾135cm・奥行45cm・高さ150cm
高さは90cm / 150cm、巾は105~150㎝まで選べ、
ダイニング・リビング・和室に対応します。
引き出し収納もついて、
現代の生活に合わせた設計が特徴です。
まとめ:水屋箪笥とは、暮らしを整える家具
水屋箪笥とは、
✔ もともとは台所家具
✔ 収納と意匠を両立する家具
✔ 安全性を備えた家具
✔ 漆の経年変化を楽しむ家具
そして、仙台箪笥の水屋箪笥は
伝統と現代を結ぶ存在です。
好きな器を選び、
使い、飾り、楽しむ。
丁寧な暮らしを支える一台として、
水屋箪笥を取り入れてみてはいかがでしょうか。
体験してみませんか?漆の艶と手仕事のぬくもり
仙台箪笥をじっくり比較したい方は、ぜひ無料カタログ請求をご利用ください。
無料カタログには、仙台箪笥のラインアップとサイズ一覧、仕上げやデザインのイメージを掲載しています。
また、オンラインショップでも主要モデルをご覧いただけます。
気になる商品があれば、ページ内の詳細サイズや画像をチェックし、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
欅産業のショールームでは、“漆の艶”を実際にご覧いただけます。ご見学のみでもお気軽にどうぞ。
関連リンク
・【ふるさと納税で仙台箪笥を迎える】利府町の返礼品に、欅産業の伝統工芸品↗
- 監修者
- 永山 寧音

仙台箪笥の奥深い魅力に惹かれて欅産業へ。歴史ある工芸に携われる喜びを胸に、日々の接客やインターネットを通じて、仙台箪笥・仙台仏壇の魅力を多くの方にお届けできるよう、日々心を込めて取り組んでいます。