欅(けやき)産業株式会社

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仙台仏壇の金具や模様に込められた意味とは?意匠の見どころを紹介

仙台仏壇を目の前にしたとき、まず目に入るのは、欅(けやき)の美しい木目や漆の艶、そして重厚な飾り金具ではないでしょうか。

しかし少し近づいて金具をよく見てみると、そこには牡丹の花や蔦や葉の模様などの図柄があります。

また彫金師の手による竜、鳳凰、鶴亀など、さまざまな模様が細かく表現されている仏壇もあります。

実は、こうした模様は単なる飾りではありません。

長寿や繁栄、魔除けなど、昔から大切にされてきた願いが、それぞれの模様に込められています。

今回は、仙台仏壇の金具や模様に注目しながら、その意味や見どころをご紹介します。

意味を知ってから改めて仙台仏壇を見ると、これまでとは少し違った魅力が見えてくるかもしれません。

仙台仏壇は、少し近づいて見ると面白い

仙台仏壇は、仙台箪笥の伝統的なものづくりを生かして作られています。

欅の木目を生かした木工、塗りの艶や光沢感、そして存在感のある飾り金具。

この三つが組み合わさることで、仙台仏壇ならではの重厚な姿が生まれます。

特に注目していただきたいのが「金具」です。

扉の中央だけではなく、引き出しや引手、角の部分など、仙台仏壇のさまざまな場所に金具が使われています。

遠くから見ると一つの大きな模様に見えても、近くで見ると、小さな花や葉、生き物の表情まで細かく作り込まれているものがあります。

特に彫金師の手打金具は息をのむ美しさがあります。

美術館で工芸品を見るような気持ちで、少し近づいて眺めてみるのも仙台仏壇の楽しみ方の一つです。

飾り金具は、仙台箪笥にも欠かせないもの

仙台仏壇の金具について知るうえで、仙台箪笥との関係は欠かせません。

仙台箪笥といえば、大きく大胆な飾り金具を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

仙台箪笥の飾り金具は、家具を美しく見せる役割だけではなく、角や扉などを補強する役割も担ってきました。

つまり、仙台箪笥の金具には、

「丈夫にするための実用性」と「美しく見せる装飾性」

の両方があります。

そうした仙台箪笥のものづくりを取り入れて作られているのが仙台仏壇です。

そのため仙台仏壇にも、一般的なお仏壇とは少し違った仙台箪笥の工芸品としての力強さを感じることができます。

金具に描かれた模様には、それぞれ意味があります

昔から日本では、花や動物などにさまざまな願いを重ね、着物や建築、工芸品などの模様として取り入れてきました。

縁起が良いとされる模様は「吉祥文様(きっしょうもんよう)」とも呼ばれます。

仙台箪笥や仙台仏壇の飾り金具にも、こうした縁起の良い図柄が数多く使われています。

ここからは、代表的な模様を一つずつご紹介します。

牡丹 ― 華やかで格調高い「百花の王」

大きな花を咲かせる牡丹は、古くから「百花の王」とも呼ばれてきました。

華やかな姿から、富貴や繁栄を表す縁起の良い花として、さまざまな工芸品に使われています。

仙台仏壇の金具でも、牡丹はよく見られる代表的な模様の一つです。

ここでぜひ注目していただきたいのが、花びらです。

一枚一枚の花びらが重なり合い、中心から大きく花が開いている様子が細かく表されています。

さらに周囲の葉まで丁寧に表現されているものもあります。

硬い金属で作られているにもかかわらず、牡丹の柔らかな花びらが感じられるところも見どころです。

竜 ― 力強さを感じさせる躍動的な意匠

仙台箪笥や仙台仏壇を代表する図柄として、特に存在感があるのが竜です。

竜は古くから力強さや守護を象徴する存在として、神秘的な魅力があります。

仙台箪笥や仙台仏壇の竜を見るときは、全体の姿だけではなく、ぜひ細かな部分にも目を向けてみてください。

例えば、

竜の鋭い目。

大きく開いた口。

一本一本表現されたひげ。

体を覆う細かな鱗。

力強く伸びた爪。

さらに周囲に雲が描かれているものもあります。

小さな金具の中に、竜が今にも動き出しそうな躍動感が表現されています。

「昇り竜」と「降り竜」にも注目

竜の図柄には、空へ向かう「昇り竜」と、下へ向かう「降り竜」が表現されることがあります。

向かい合う二匹の竜を左右の扉に配置すると、仏壇を開いたときにも非常に印象的です。

例えば、同じ竜でも顔の向きや体の動きが違うだけで、金具全体の印象も大きく変わります。

左右の金具を見比べながら、それぞれの表情を楽しむのもおすすめです。

鳳凰 ― 優雅な羽の表現に注目

力強い竜とは対照的に、優雅な美しさを感じさせるのが鳳凰です。

鳳凰は古くから、平和や繁栄などを象徴する縁起の良い存在として親しまれてきました。

仙台仏壇の金具では、左右の鳳凰が向かい合うように配置されることもあります。

鳳凰を見るときに注目していただきたいのは「羽」です。

大きく広げた翼や長く伸びる尾羽など、一枚一枚の羽根が細かく表現されています。

硬い金属の中に、鳥の羽の柔らかな流れを表現する。

そこにも彫金師の技を見ることができます。

竜の「力強さ」と鳳凰の「優雅さ」。

比べながら見ると、同じ金具でもまったく違う表情があることが分かります。

鶴亀・松竹梅 ― おなじみの模様にも意味があります

日本人にとって特になじみ深い縁起物といえば、鶴と亀ではないでしょうか。

「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように、鶴亀は長寿を象徴するものとして広く親しまれてきました。

また、松・竹・梅を組み合わせた「松竹梅」も、お祝いの場などでよく目にする吉祥文様です。

冬でも緑を保つ松。

まっすぐ伸びる竹。

寒さの中でも春に先駆けて花を咲かせる梅。

それぞれの植物の特徴から、長寿や生命力、繁栄などの願いが重ねられてきました。

仙台仏壇の金具では、鶴や亀、松竹梅などが一つの図柄の中に描かれていることもあります。

小さな金具をよく見ると、

「ここに鶴がいる」

「こちらには亀がいる」

「後ろに松も描かれている」

と、いくつもの意匠を見つけることができます。

まるで一枚の絵を眺めるように楽しめる金具です。

唐獅子牡丹 ― 力強さと華やかさを合わせた図柄

もう一つ、伝統的な図柄として知られているのが「唐獅子牡丹(からじしぼたん)」です。

唐獅子は、魔除けや守護を表す縁起の良い存在として、昔から寺社や工芸品などに使われてきました。

その唐獅子と、「百花の王」と呼ばれる牡丹を組み合わせたのが唐獅子牡丹です。

力強い唐獅子と華やかな牡丹。

性格の異なる二つを組み合わせることで、非常に印象的な図柄になります。

唐獅子を見るときは、顔だけではなく、毛並みや体の動きにも注目してみてください。

牡丹の柔らかな花びらとの違いを見ると、金属だけでさまざまな質感を表現していることがよく分かります。

同じ模様でも、職人の仕事によって表情が生まれます

仙台仏壇の金具には、鍛造金具や彫金手打金具などがあります。

特に彫金手打金具は、彫金師が鏨(たがね)と呼ばれる道具を使い、金属の表面に少しずつ模様を刻みながら仕上げていきます。

竜なら、鱗やひげ。

鳳凰なら、羽根。

牡丹なら、重なった花びら。

唐獅子なら、顔や毛並み。

模様によって表現しなければならないものは違います。

そのため彫金師は、模様や場所に合わせて道具を使い分け、細かな凹凸を作っていきます。

写真では一つの金具に見えても、近くで眺めると細かな仕事の積み重ねでできていることが分かります。

漆と金具の組み合わせによっても印象が変わります

仙台仏壇の魅力は、金具だけで決まるものではありません。

欅の木目、漆の色や艶、そして金具。

この三つの組み合わせによって、仏壇全体の印象が変わります。

例えば、木目を生かした拭き漆塗りに黒色の金具を合わせると、落ち着きのある重厚な印象になります。

一方、深い艶が特徴の木地呂漆塗りに黒銀色の金具を合わせると、金具の模様がより華やかに浮かび上がります。

同じ竜や牡丹でも、背景となる漆の仕上げが変わることで見え方が違ってくるのです。

仙台仏壇を選ぶときには、

「どんな形にするか」

「どんな大きさにするか」

だけではなく、

「どんな塗りと、どんな金具を組み合わせるか」

という視点で見てみるのもおすすめです。

もう一度、仙台仏壇を眺めてみてください

仙台箪笥や仙台仏壇の金具には、牡丹、竜、鳳凰、鶴亀、松竹梅、唐獅子など、さまざまな模様が使われています。

そこには、長寿や繁栄、守護など、昔から人々が大切にしてきた願いが込められています。

さらに、模様を形にする職人の細かな仕事、欅の木目、漆の艶まで見ていくと、仙台仏壇が単にお祀りするための場所だけではなく、仙台箪笥のものづくりを受け継ぐ工芸品でもあることが見えてきます。

もし仙台箪笥・仙台仏壇をご覧になる機会がありましたら、少し近づいて金具を眺めてみてください。

「この金具は彫金師が手で打った金具かな」

「この花は牡丹かな」

「竜の鱗はこんなに細かく作られているんだ」

「鳳凰の羽は一枚一枚違って見える」

そんな小さな発見があるかもしれません。

模様に込められた意味や職人の技を知ってから、もう一度仙台仏壇全体を眺める。

すると、最初に見たときとは少し違った表情に見えてくるのではないでしょうか。

仙台仏壇をもっと知りたい方は

実際の大きさや質感は、写真だけではわかりにくいものです。
利府本社ショールーム、仙台東口ショールームにて、仙台仏壇を実際にご覧いただけます。

サイズ感やデザインが気になる方は、ぜひ欅産業のオンラインショップをご覧ください。
実物の写真や寸法、仕様などを確認しながら、じっくり比較していただけます。
そのままオンラインショップからのご注文も可能ですし、採寸相談や現物確認をご希望の方も、
お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

ご自宅でゆっくりご検討されたい方には、無料カタログもご用意しております。
仙台仏壇のサイズ・価格・設置例を、手元でじっくり比較できます。
カタログでは、仙台仏壇のラインアップ、サイズ、仕上げ、仙台箪笥との組み合わせ例をご覧いただけます。
ご家族で相談される方、すぐには決められない方にもおすすめです。

お電話では、このようなご相談を承っています。
・家具の上に置ける仏壇を探している
・四十九日までに間に合うか知りたい
・リビングに合う小型仏壇を選びたい
・今ある仏壇から買い替えたい
・仏具も含めたサイズ感を知りたい
・仙台箪笥と組み合わせて置きたい

などわからないことがあればどんなことでもお問合せください。

相澤 裕子
監修者
相澤 裕子

仙台駅から徒歩8分。仙台箪笥のモデルルームを併設した仙台東口ショールームにて営業担当しております。 長年この仕事に携わってきた経験を活かし、お客様一人ひとりに合ったご提案をさせていただきます。 仙台箪笥や仙台仏壇のことなら、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

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