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仙台箪笥のある風景の納品事例はコチラ
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794年に平安京が京都の地に置かれたのは
青龍・白虎・朱雀・玄武の四神が守護する
「四神相応の地」であったからと
今に伝えられています。

災害の多い昨今ですが、安寧の祈りを込めて
新たに「四神」を加えた新作の
【仙台箪笥 部屋箪笥】をお作りいたしました。

欅産業の職人たちの技と粋を集約した
仙台箪笥の逸品でございます。

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仙台箪笥 部屋箪笥
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【仙台箪笥 部屋箪笥】を創り上げる職人

  • 木地職人 大河内淳氏

    木地職人 大河内淳

    愛知県名古屋生まれ。子供のころからの生き物好き。信州大学で生物学(生態学)を学び、30歳で木工職人の道に入った異色の経歴。仙台箪笥の中でも特に高く精密な技術を必要とする車箪笥や部屋箪笥、階段箪笥を担当している。全国総合技能展 労働大臣賞特選受賞。伝統工芸士。

  • 漆塗り師 佐藤和也 氏

    漆塗り師 佐藤和也

    宮城県大崎市鳴子温泉に生まれ、漆職人の父から伝統的な漆の技術を学ぶ。以降約20年間に渡り建築や神社仏閣の漆塗りを始め様々なジャンルで腕を磨いた。受賞歴多数。現在仙台市で仙台箪笥の漆職人として、日々精力的に製作活動を行っている。

  • 彫金手打金具師 小田俊直 氏

    彫金手打金具師 小田俊直

    約20年間に渡る修行を積み重ねた気鋭の彫金作家。 近年ほとんど見ることの出来ない火作りの引手製作など、伝統技術を忠実に守りつつ、新作のデザイン柄なども柔軟に創作する実力派の彫金作家で、日々意欲的な製作活動を行っている。

【仙台箪笥 部屋箪笥】の歴史

仙台箪笥は江戸時代の後期に仙台藩城下町に住んだ職人たちにより作られました。当時は「野郎箪笥」と呼ばれ、上段に刀を収納し、右に金庫として使用した鍵のかかる片開扉、左の同じ長さの引出しには衣裳を収納しました。

江戸時代は各引出しに飾り金具を付けるだけの豊富な鉄金具の製造は困難で、上段などに飾り金具を付けてあとは引手のみ、というシンプルなデザインでした。明治時代になり技術の向上が進むと金具もどんどん華やかになり、今の仙台箪笥の形式が整います。

「部屋箪笥」は野郎箪笥のさらなる進化版で、シンメトリーに配された2つの「閂(かんぬき)」が一層の風格を与えるたいへん豪華な箪笥です。「部屋箪笥」は現存する最古の仙台箪笥として残っていたものを、木地師・塗り師・金具師が力を合わせて再現したもので、当初のサイズは横幅が約一間(180cm)ありましたが、その後の生活様式に合わせて少しずつ小さくなってきました。

今回ご紹介する「四.五尺部屋箪笥」KD-3008Dは巾135×奥45×高90cm。現代の住まいに合わせて少しサイズを小さくしました。上段中央の引出しに「皇帝竜」、左右の引出しや閂には「阿吽の竜」、中央の扉には「鳳凰」など意匠の限りを尽くした吉祥文様が、彫金師小田俊直の手により生き生きと打ち出されています。そして初めて加わったのが、青龍・白虎・朱雀・玄武の四神です。美しい彫金金具がふんだんに施され、見飽きることのない美しい工芸家具をぜひお手元でお使い下さい。

  • ※家紋を入れる、文様を変更するなどのカスタマイズも可能です。
    (別途費用が掛かる場合があります)
  • ※大きなサイズをご希望の方は
    「部屋箪笥」KD-5 巾166×奥45×高100cmのご準備もございます。

【仙台箪笥 部屋箪笥】のこだわり

  • 五本爪の竜「皇帝竜」

    五本爪の竜「皇帝竜」

    悠々と天空を駆けめぐっていたはずの龍が、皇帝の権力に搦めとられて衣服のなかに閉じ込められこの時から龍は権力者としての皇帝のシンボルとなったそうです。

  • 天の四方の守り神「四神」

    天の四方の守り神「四神」

    天の四方の方角(東西南北)をつかさどる四体の神。
    東には青龍(せいりゅう)、西には白虎(びゃっこ)、南には朱雀(すざく)、北には玄武(げんぶ)という四神を見立て、それぞれの方角の守り神と言われます。

  • 阿吽(あうん)の竜

    阿吽(あうん)の竜

    相対・対比など相対する二つのものを示します。
    「あ」から始まり「ん(うん)」で終わるなど一生を表すと言われます。

  • 「鳳凰」「菊花」「五三の桐」

    「鳳凰」「菊花」「五三の桐」

    伝説の鳥、霊鳥とされる鳳凰。
    その姿は五色絢爛な色彩で羽には孔雀に似た五色の紋があると言われ、桐の木以外にはとまらないといいます。 艶やかな菊花と五三の桐で絢爛豪華な鳳凰図が完成しました。

  • 昇り竜と降り竜の閂(かんぬき)

    天昇り竜と降り竜の閂(かんぬき)

    昇り竜は悟りを求め修行に励むことを表し、降り竜は命あるもの全てに悟りを説くことを表します。

  • 「唐獅子」

    「唐獅子」

    邪悪なものを退け、国家鎮護を祈念する唐獅子。
    「阿」と「吽」でお守りします。

  • 万葉にちなんだ「梅花」の台輪金具

    万葉にちなんだ「梅花」の台輪金具

    箪笥の一番下の台座の部分、その中央に現在の元号「令和」の出典の元となった万葉集の「梅花」を置きました。
    ご希望で家紋もお入れ致します。(有料)